2008年08月09日

谷亮子選手 銅メダル

今日はちょっと番外編

北京五輪女子柔道48垉蕁谷亮子選手の試合をテレビで見ました。

コジューローも学生時代柔道をやっていましたので、柔道競技は気になるところなのです。

準決勝、ラスト30秒で反則ポイントをとられ、挽回ならず優勢負けしました。
3位決定戦では、貫禄の一本勝ちで銅メダルは獲得したものの、準決勝で負けた瞬間、日本中が落胆に沈んだ事でしょう。
我が家も落胆の空気がどよ〜〜んと立ちこめました。美味しいビールが実に味気なくなりました。



何であそこで谷選手だけに反則がくるかなあ??
全くおかしい!! と多くの日本人が思ったでしょう。
谷選手自身も、その時、なんで私だけ?という顔つきでしたね。

でもコジューローは、そこへ至るまでの試合の流れを見ていて、嫌な展開だな、谷に反則が来なければ良いけれど・・と感じていました。
そして、あっやっぱりきちゃったか!と思いました。

判定はもちろん理不尽なものであると、コジューローも思います。
しかし試合の流れは、それが起こることを示唆していました。

最初に主審が反則を相手のみに下そうとしたとき、副審の進言により両者に下されました。
組み手争いが決まらず、試合が膠着していました。相手の右手が谷の奥襟をつかめば相手有利の組み手、谷が引き手をとれば(左手で相手の右袖とつかむこと)谷有利の組み手です。谷に右袖を取られると、右腕で谷の奥襟をとることは出来なくなります。そうなると谷の技を封じることが出来ません。ですから相手は絶対谷に引き手を取らせないようにします。
主審はそれを見て、わざと組まない相手に反則を下そうとしました。
ですが、谷は谷で相手に奥襟をとらせると自分の技を封じられますから、絶対奥襟を取らせないようにしています。引き手が取れれば一石二鳥で断然谷が有利になるでしょう。
副審は谷が奥襟を取られるのを嫌がって組ませないためこの状況になっているとみたようです。したがって両者反則となったのですが・・、
ここで今回の大会、審判団に通達があったようで、反則ポイントは両者にというよりも、よく見定めて原因となっている方に下すようにということ、解説者が言っていましたね。
主審はそれに従い、膠着の原因は谷ではなく相手にあると判断して、先ずは下そうとしたのです。しかし、副審は原因は谷にあると判断した為、両者に下されることになりました。
と言う事は、次に主審が反則を下すときは谷に下される可能性が高い。なぜなら、主審が相手側に反則を下そうとしても、副審が谷に原因があると思っている限り埒が明かないからです。しかし、主審が谷に原因があると思ってしまったら、副審にはもともと異存がなく決定されるだろう、ということです。

そして状況は、谷を見ていればあきらかに相手に奥襟を取らせないように防御しています。相手だって谷に組ませないように防御しているのですから同罪なのですが、谷だけを見れば反則を下されても仕方のない状況にあります。

そして谷に反則が下され、そのまま敗退となりました。
谷にしてみれば、自分に反則が来るのは仕方がない、でも相手も同罪のはず、なぜこちらだけなのか?最初は相手に下った反則が覆って両者反則になったのに、どうして今回はこちらだけなのか?といぶかしんだでしょう。

ここで疑問が生じると思います。
主審はともかく、どうして副審は谷の方に原因があると判断したのでしょうか。
応えは至って簡単とコジューローは考えます。
注目度の違いです。
今の世界柔道で谷ほど注目度の高い選手はいないでしょう。
オリンピック2連覇今度勝てば3連覇
10数年にわたり、そのクラスで世界のトップに君臨し、他の追従を許さない。
誰だって審判だって当然注目しています。
主審ほどの義務を負わない副審であれば、本人にその意識がなかったとしても、自然に偏ってみるでしょうし、必ずしも好意的にみるとも限りません。

では、敗因は副審の偏った目だったのかといいますと、そうとばかりも言えません。

日本柔道は過去国際大会において、何度も審判の不当な裁定に泣かされてきました。
そこで審判の微妙な裁定に左右されない、圧倒的強さ、技を磨き、1本かそれに近い形で勝利するよう努めてきました。
谷亮子選手はその象徴的存在です。

ですから、その方向からすれば、微妙な判定、反則ポイントなどにより勝敗を決するという事態になった時点で敗北している訳です。
でも、それで相手が勝つのは、どうにもふに落ちないと言っても、既に考え方がちがうのですから、どうしようもありません。

日本柔道は武道であるという認識、日本人であれば当然の認識であります。だからふに落ちないのですよね。
ですが、国際柔道は武道ではありません。スポーツであり、競技であります。
スポーツであり競技である以上、それに勝つ為にはルールに精通し、作戦や戦略をたて、相手よりほんの少しまさって勝利できるようにするのが、基本でしょう。
有無を言わさぬ圧倒的強さは、まああればあったで越したことはありませんが、特に必要ないでしょう。
例えば、どのくらいの時間技をかけなかったら反則を取られるかとか、相手に何回技をかけられたら、受けに回っているとみなされ反則を取られるとか、そういったデーターや審判の癖なども知る必要があるでしょう。ヨーロッパ柔道などは既にやっているとしか思えません。

スポーツ競技に武道の精神で挑むから、圧倒的な強さが必要で、それでも勝てなかったりするのだと思います。

でもコジューローはそれでも良いかなと思っています。
柔道はやっぱり武道であってほしいし、国際柔道であっても柔道というからには、武道の精神で挑む日本人がやっぱり好きです。
ですから、もちろん優勝目指して挑むのですけど勝敗は時の運とし、あまりこだわらず正々堂々と戦ってほしいと思います。

谷亮子選手の銅メダル。その意味でりっぱです。
初めての銅メダル、これで金銀銅とコレクションはすべてそろいましたね。
おめでとうございます。


こんな記事もありということ
気ままに書いちゃいましたのでUPします。


kiplan at 23:59│Comments(1)TrackBack(0)clip!▼その他 

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この記事へのコメント

1. Posted by ラスゲアード   2008年08月10日 08:22
なるほど!!夢中になって読みました。


♪♪ by コジューロー ♪♪ 2008年08月11日 02:00
>ラスゲアードさん
まあコジューローの個人的勝手な解釈ですので、ご参考までに楽しんで読んでください。
でも、翌日の朝日新聞の一面の写真、なんでこんな写真を使うかなあ・・。
人の感情を逆撫でして、どういうつもりなんだろう?
いや、失礼。
コメントありがとうございました。


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