2009年05月30日
彦根城(その1)
GWを利用し、琵琶湖周辺の城及び城跡をいくつか訪ねました。
この時の旅行全般に関しては、そちらの記事を見て頂くとして、
⇒GW旅行 琵琶湖 城めぐりの旅
小谷城、長浜城に続く城記事第3弾。
今回は「彦根城」です。 2回に分けてお届けします。
彦根城は、関が原で敗れた石田三成の居城佐和山城にかわって、徳川幕府が京、大阪、及び西国の押さえとして、譜代大名筆頭の井伊氏を関東の箕輪城より移封して築かせた城です。
着工より20年の歳月を費やし、元和8年(1622)二代直孝の時ようやく完成しました。
明治初期に一部取り壊されましたが、地元の訴えをうけた明治天皇のはからいで保存が決まり、天守閣は国宝、各櫓は重要文化財となりました。
では、5月4日のコジューローの彦根城登城記、始まり始まり〜!
この時の旅行全般に関しては、そちらの記事を見て頂くとして、
⇒GW旅行 琵琶湖 城めぐりの旅
小谷城、長浜城に続く城記事第3弾。
今回は「彦根城」です。 2回に分けてお届けします。
彦根城は、関が原で敗れた石田三成の居城佐和山城にかわって、徳川幕府が京、大阪、及び西国の押さえとして、譜代大名筆頭の井伊氏を関東の箕輪城より移封して築かせた城です。
着工より20年の歳月を費やし、元和8年(1622)二代直孝の時ようやく完成しました。
明治初期に一部取り壊されましたが、地元の訴えをうけた明治天皇のはからいで保存が決まり、天守閣は国宝、各櫓は重要文化財となりました。
では、5月4日のコジューローの彦根城登城記、始まり始まり〜!
GWの混雑を考慮し朝早めに行った甲斐があり、城内の駐車場に車をとめる事が出来ました。大手前公園という所です。
←内堀と大手橋
そこから内堀沿いに歩いて、大手門前を通り過ぎ、もう一段城の外側に出
るべく京橋を渡り中堀の外に出ました。
←中堀と京橋
中堀沿いに表門方面へ歩きます。さっきの内堀沿いの道をそのまま歩けば、もっと早く表門に着けるのですが、メイン登城口である「いろは松」→「佐和口多聞」→「表門」というルートにこだわってみました。 お堀端を歩くのは気持ちの良いものです。 内堀の曲線に対し中堀は直線的で好対照です。内堀の二段の石垣は、石材の節約型ということのようです。前に甲斐の武田館を訪れた時、二段になっている石垣があり、技術不足によるものとの事でしたので、ここもかなと思ってしまったのですが、まあ時代的にも彦根城は関が原の後ですので、技術不足はありえませんね。
←佐和口多聞櫓(左側)(重要文化財)
いろは松前の観光センターで彦根城の観光地図と資料を仕入れ、さあでは登城しましょう。
ですがその前に、井伊直弼が青年期を過ごした埋木舎(うもれぎのや)の方へちょっと行ってみます。
←埋木舎門前
中を見学する事も出来るのですが、今回はパスして登城を急ぐことにしました。ちなみにここは入場料\300。
埋木舎前から内堀越しに見る景観はなかなか良いです。
←埋木舎前より佐和口多聞櫓とそれに
並ぶ市民ギャラリー
中堀を越え佐和口多聞櫓を左に見て通過すると、「馬屋」があります。特別公開中でしたので中に入ってみました。
←馬屋(重要文化財)
21頭もの馬を収容した大きなもので、くつわをかける梁や排泄溝など興味深く見る事ができました。
尚、特別公開は「馬屋」だけでなく、「佐和口多聞櫓」やこれから行く「天秤櫓」「西の丸三重櫓」も内部公開してい
ます。
←表門橋
内堀にかかる表門橋を渡り石垣の間を抜けると受付があります。ここで日本100名城スタンプを押し、入場券を買って中に入ります。今回は博物館はパスしました。
平城なので山城とは比べ物になりませんが、本丸へは常に登り坂です。だから登城って言うのでしょうけど‥。 少し登ると堀切の底に出ました。天秤櫓前の橋の下です。
橋をくぐると大手門から来る道と合流して左回りで橋の上に出ます。
←↑天秤櫓(重要文化財)
この櫓は上から見るとコの字形をしていて、両端に二階建ての櫓、中央に門という構造で、天秤のような形なのでこう呼ばれています。
天秤櫓門をくぐり、また登って行きますと、左石垣の上に時報鐘があり、右
に折れて登ったところに太鼓門櫓が現われます。
←太鼓門櫓(重要文化財)
この建物の構造はなかなか珍しい構造で、一説によると、その名の通り中に太鼓が置かれ、その太鼓の音がよく響くように工夫されているのでは、との事
ですが明確ではないそうです。
太鼓門櫓をくぐり抜けると、天守のある本丸です。
さすがGW、すでに長蛇の列。プラカードを持った係りの方が、「ここが最後尾、現在40分待ちです。」と天守への入城案内をしています。並んで待つしかありません。まあ予想はしていましたので、ゆるりとお城を眺めながら‥、
という事で今回はここまでとします。
《続く》⇒彦根城(その2)
小谷城
長浜城
GW旅行 琵琶湖 城めぐりの旅
【お城】カテゴリー 内部リンク
←内堀と大手橋
そこから内堀沿いに歩いて、大手門前を通り過ぎ、もう一段城の外側に出
るべく京橋を渡り中堀の外に出ました。
←中堀と京橋
中堀沿いに表門方面へ歩きます。さっきの内堀沿いの道をそのまま歩けば、もっと早く表門に着けるのですが、メイン登城口である「いろは松」→「佐和口多聞」→「表門」というルートにこだわってみました。 お堀端を歩くのは気持ちの良いものです。 内堀の曲線に対し中堀は直線的で好対照です。内堀の二段の石垣は、石材の節約型ということのようです。前に甲斐の武田館を訪れた時、二段になっている石垣があり、技術不足によるものとの事でしたので、ここもかなと思ってしまったのですが、まあ時代的にも彦根城は関が原の後ですので、技術不足はありえませんね。
←佐和口多聞櫓(左側)(重要文化財)
いろは松前の観光センターで彦根城の観光地図と資料を仕入れ、さあでは登城しましょう。
ですがその前に、井伊直弼が青年期を過ごした埋木舎(うもれぎのや)の方へちょっと行ってみます。
←埋木舎門前
中を見学する事も出来るのですが、今回はパスして登城を急ぐことにしました。ちなみにここは入場料\300。
埋木舎前から内堀越しに見る景観はなかなか良いです。
←埋木舎前より佐和口多聞櫓とそれに
並ぶ市民ギャラリー
中堀を越え佐和口多聞櫓を左に見て通過すると、「馬屋」があります。特別公開中でしたので中に入ってみました。
←馬屋(重要文化財)
21頭もの馬を収容した大きなもので、くつわをかける梁や排泄溝など興味深く見る事ができました。
尚、特別公開は「馬屋」だけでなく、「佐和口多聞櫓」やこれから行く「天秤櫓」「西の丸三重櫓」も内部公開してい
ます。
←表門橋
内堀にかかる表門橋を渡り石垣の間を抜けると受付があります。ここで日本100名城スタンプを押し、入場券を買って中に入ります。今回は博物館はパスしました。
平城なので山城とは比べ物になりませんが、本丸へは常に登り坂です。だから登城って言うのでしょうけど‥。 少し登ると堀切の底に出ました。天秤櫓前の橋の下です。
橋をくぐると大手門から来る道と合流して左回りで橋の上に出ます。
←↑天秤櫓(重要文化財)
この櫓は上から見るとコの字形をしていて、両端に二階建ての櫓、中央に門という構造で、天秤のような形なのでこう呼ばれています。
天秤櫓門をくぐり、また登って行きますと、左石垣の上に時報鐘があり、右
に折れて登ったところに太鼓門櫓が現われます。
←太鼓門櫓(重要文化財)
この建物の構造はなかなか珍しい構造で、一説によると、その名の通り中に太鼓が置かれ、その太鼓の音がよく響くように工夫されているのでは、との事
ですが明確ではないそうです。
太鼓門櫓をくぐり抜けると、天守のある本丸です。
さすがGW、すでに長蛇の列。プラカードを持った係りの方が、「ここが最後尾、現在40分待ちです。」と天守への入城案内をしています。並んで待つしかありません。まあ予想はしていましたので、ゆるりとお城を眺めながら‥、
という事で今回はここまでとします。
《続く》⇒彦根城(その2)
小谷城
長浜城
GW旅行 琵琶湖 城めぐりの旅
【お城】カテゴリー 内部リンク