2009年08月12日

「つばさ」ボランティアコンサートin鎌倉山荘(その3)

 8月9日(日)のギターアンサンブル「つばさ」による「鎌倉山荘」訪問演奏会の3回目、(その2)の続きです。
 前回までの記事を未だお読みでない方は、こちらからどうぞ。
 ⇒「つばさ」ボランティアコンサートin鎌倉山荘(その1)
 ⇒「つばさ」ボランティアコンサートin鎌倉山荘(その2)

 本番会場の1Fダイニングルームは、玄関ロビーから小さなスロープでちょっと降りた同じ空間にあります。 VTR係りのOさんがカメラのスイッ
in鎌倉山荘04チを入れに先に行きました。 残りのメンバーはOさんが戻ってきてから、そろって入場する為にスロープ手前で待機します。
 ところが先頭のMさん、ギタロン持ってすたこらスロープを降りて行きます。 「ちょっとMさん、待って!」 声をかけましたが聞こえないようで、そのまま行ってしまいました。



 大きな声で呼び止める訳にもいかず、あ〜あと思いましたがどうすることも出来ません。客席からは既に拍手も聞こえてきます。 どこまで出て行ってしまったのかは知りませんが、ようやく気付いたようでバツの悪そうな顔で引き返してきました。
 Mさんいわく、「誰もついて来ないんだもん‥(汗)」。 Oさんが戻って来てから、そろって出ると言ってあったはずですが、本番の緊張で忘れてしまったのでしょうか。それにしてもOさんもなかなか戻って来ません。何を手間取っているのだろう?カメラに不具合でもあったのかな?とも思いましたが、程なくして戻って来ました。大丈夫のようです。 
in鎌倉山荘05
 拍手の中入場し、各自のポジションにつき、そろってお辞儀をしてから腰掛け、1曲目の演奏を始めます。
 が、客席を見渡して、しまった! と思いました。客席が遠すぎるのです。ダイニングルームですからもちろんステージも客席も同一面のワンフロアです。客席の1列目をどこにするかはいつも悩ましいところですが、演奏に支障のない範囲で出来るだけ前に、そして間隔はなるべくゆったりと、くつろいで聴いて頂けるような配置がこちらとしても望ましいのです。入場スロープが会場の中央よりにあるため、おそらくそれを避けて客席を配置したのだとおもいますが、最前列がそのスロープより後ろになってしまっています。その向こうに椅子の人、車椅子の人もみんな座っています。
 ステージ側から見ると、ステージと客席の間が広々ポッカリと空き、その向こうにお客様がごちゃごちゃっと固まっているような感じです。
 いつもは客席の配置も気にしているコジューローが、今回はホームスタッフの方達にに任せたまま確認をおこたりました。それにしても、ビデオカメラのスイッチを入れに先に会場に入ったOさん、Oさんを待てずにフライングで入ったMさん、この2人は客席配置の異変に気付かなかったのでしょうか。その時点でひとこと言ってくれれば、まだ対処できたのにと思うのです。それとも2人ともコジューローが客席の配置は確認しているはずだから、変だと思っても口出しすまいとでも思ったのでしょうか。また、会場係りのNさんは客席配置を確認したのでしょうか。

 しかし、誰も言ってくれなかったからというのは言い訳にしかなりません。会場係りに客席配置確認の指示も出していません。
 以前Nオケ舞台監督だったHさんが言っていました。「人はあてにしない。確認が必要なことは全て自分の目で確認する。たとえ確認報告があっても、それがどんなに信頼の出来る人の報告であっても、自分の目で再確認する。なぜならば自分が責任者であり、全ての責任は自分にあるのだから。」   コジューローはまだま〜〜だ甘いなあ。

 演奏配置についてから、もはや手遅れと思いながらも、もっと前の方へいらして下さいと呼びかけましたが、お客様もスタッフも動く気配を見せません。まあこのままやるっきゃありません。腰掛けてチューニングの確認をし先ず1曲めをスタートしようとしたところ、ここでスタッフの方による私達の紹介が入りました。
 いや実はこの辺記憶が確かではないのです。ステージに入場して演奏を始める前、どのタイミングだったか忘れましたが、スタッフの方がチームの名前と演奏曲数を紹介していたように思いましたので、‥いやまあ後でビデオを見れば確認できることですが、言いたいのはこの段取りについてなのです。

 演奏会のスタートをどのようにするか、実はスタッフの方としっかりと打合せをしていませんでした。こちらのホームもYさんの斡旋ですから、もうどのような流れで行くかは周知のことと、こちらで勝手に思ってしまっていたのです。
 もちろん前もって下見と打合せにはコジューロー自身で来ています。しかしその日お話しをしたホーム長のSさんは、当日は居ませんでした。でもそのことでこちらが迷惑を受けたことは何もありません。当日のスタッフの方達も大変気持ちよく応対して下さり、準備にもぬかりはなかったのですから。逆にこちらに対し大変気を使って下さっていたようにも思います。その日私達がどのような行動をとるのか、もしかすると気になっていたかも知れません。
 当日の進行表とステージの進行表を前もって渡してあるし、Yさんからも話してもらっているだろうから、わかっているだろうと勝手に思ってしまったふしがコジューローの方にあります。
 わかっていたとしても、当日入館後、当日の先方のこの件の責任者の方に、退館までの流れを説明し、確認あるいは再確認する義務がこちらにあったのではないかと思うのです。 実はこのコジューロー既に何年にも渡ってボランティア訪問演奏会を行っていながら、「つばさ」でも「おじぞうず」でも、この当日の確認打ち合わせをしたことがありませんでした。
 いや、そういえば1回だけありました。昨年12月14日「おじぞうず」による湯河原厚生年金保養ホームでのクリスマスコンサートです。当日開演前、ステージのセッティングをしていると、その演奏会の当日先方の責任者との事で、副支配人が打合せを申し入れてきました。演奏会の流れの確認と紹介のタイミングなど、簡単な確認の打ち合わせでした。 そして今思い出しました。コジューローはその時こう思ったのです。「先方はこちらが何をするのかわからなくて不安なんだ。そしてその演奏会のために自分にするべきことはないのか、あるとすれば何なのか知りたいんだな。」
 ですから、その日の流れをきちんと説明することはこちらの義務なのです。すっかり忘れていました。その時のブログ記事を見てみました。この件については書かれていません。 なんてこった。その時点でもう忘れているのです。

 またしても長い記事になってきました。今回の「in鎌倉山荘」記事は特に長くなっています。書いていると、いろんな事を思い出し、いろんな事が思い浮かんでくるのです。1回のボランティア訪問演奏会の中に、こんなにもチームとしても個人としても反省材料、勉強材料があるのかと思うのであります。
 もしかすると、ここまで試行錯誤でやってきたボランティア訪問演奏会の経験から、何かを摑みかけているのかも知れません。な〜〜んて言うとカッコイイけど、まあそんなんじゃあなくて、数をこなしてきたから漸く少し見えてきたんでしょう。あたりまえのことが‥。

兎に角、演奏会は始まりました。

 始まってしまえば、いつもの様にあっという間に終わってしいます。何かを考えたり思ったりする余裕も暇もありません。何か考えたり思ったりしたとしても、次の曲の演奏が始まればもう忘れています。あとで思い出すことも滅多にありません。
 まあ演奏については、後ほど前回の訪問演奏会同様ビデオ審査を行い、その結果をまたUPしますので、そちらをご覧下さい。
 今日はプログラムのみ書いておきます。
                     1.オーシャンゼリゼ
in鎌倉山荘062.雪山讃歌
3.夏の思い出
〔楽器紹介〕
  アルトギター:Nさん/村の鍛冶屋
  プライムギター:Oさん/荒城の月
  バスギター:コジューロー/君恋し
  ギタロン:Mさん/ゲゲゲの鬼太郎
                     4.ゴセックのガボット(二重奏)
                        ギタロン:Mさん
                        プライムギター:Oさん
in鎌倉山荘075.りんどう峠(プライムギター二重奏)
  Tさん&コジューロー
6.茶摘(歌入り)
7.夏は来ぬ(歌入り)
8.チャッキリ節
9.楽しき農夫
                    enc.見上げてごらん夜の星を(歌入り)

 アンコール曲まで無事終えて終演。
 一旦控室に引き上げて着替えを済ませ、頃合をみて(頃合というのは、お客様が会場から概ね退出した頃という意味です。車椅子の方も多いので通常時間がかかります。)ステージをかたずけに行こうとしたら、Yさんがステージに置きっぱなしにしておいた譜面を、まとめて控室にもってきてくれました。
 ああもう大丈夫な時間なんだなと思い、急いで会場だったダイニングルームに行くと、既に入居者の方達のお茶の時間になっています。ステージを早く片付けないと逆に邪魔な感じです。そしてびっくり。演奏で使用したバウンダリーマイクぎりぎりの所にまでダイニングルームの椅子の足がきています。踏まれて高級マイクがオジャンにでもなったら泣くに泣けません。
 ここでも事前打ち合わせの不備が暴かれました。

 片付けを終え控室で少し休憩し、16:00少し過ぎて引き上げる為の積み込みを開始、予定通り16:30「鎌倉山荘」をおいとましました。

 一風呂浴び、打上げ会場へ。今回は全員そろっての打上げ兼反省会が出来ました。と言ってもOさんとコジューローは運転手の為、アルコールは抜きです。
 反省会では、1人ずつ今日の感想と反省を述べ、ビデオ審査をまた行うことを確認しました。
 また、今後の活動についても話し合い、次回演奏会は9月27日、Yさん関係の老人ホームで場所はまだ未定であること、Nさん関係で湯河原厚生年金病院「つばさ」慰問演奏会が10月14日に2ステージで決まったことなど確認しました。
 湯河原で演奏会をするのなら、その日は泊まって打上げにしたいなど、楽しい企画に発展しそうです。

以上、ギターアンサンブル「つばさ」によるボランティア訪問演奏会
「つばさコンサートin鎌倉山荘」についての記事でした。

大変長々とお付き合い頂き、誠にありがとうございました。


関連記事⇒ギターアンサンブル「つばさ」

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