2009年10月12日
「つばさ」ボランティアコンサートinグランダ鵠沼松が岡
9月27日(日)
藤沢市にあります、住宅型有料老人ホーム「グランダ鵠沼松が岡」で、ギターアンサンブル「つばさ」による、ボランティア訪問演奏会が催されました。
ギターアンサンブル「つばさ」によるボランティア訪問演奏会は、今年になってこれが3回目。いずれもベネッセケアスタイルの老人ホームで、そちらにお勤めのYさんの斡旋によるものです。
少し日が経ってしまいましたが、当日の様子を、例によってコジューローの目でレポート致します。
藤沢市にあります、住宅型有料老人ホーム「グランダ鵠沼松が岡」で、ギターアンサンブル「つばさ」による、ボランティア訪問演奏会が催されました。
ギターアンサンブル「つばさ」によるボランティア訪問演奏会は、今年になってこれが3回目。いずれもベネッセケアスタイルの老人ホームで、そちらにお勤めのYさんの斡旋によるものです。少し日が経ってしまいましたが、当日の様子を、例によってコジューローの目でレポート致します。
朝8時半、コジューローは車で自宅を出ました。例によって同じ小田原在住の「つばさ」メンバーNさん宅に寄り、PA機材を積み込みNさんを乗せてNさん宅を出発したのは9時ごろだったと思います。この日は藤沢市民祭りの日で、同市内の交通規制があるのでちょっと心配ではありましたが、いつも通りの時刻です。
集合時刻は10時30分、いつものように藤沢市朝日町セブンイレブンの駐車場です。いつものことですがメンバーに遅刻者なし、道案内のYさんの車も定刻に現われて、予定通り2台で連なって現地「グランダ鵠沼松ヶ岡」に向かいます。例によってメンバーOさんのみ、仕事の都合で後から現地合流です。
このホームは住宅地の中にあり、周辺の道が大変狭く迷路状で解りにくい所です。市民祭りの交通規制もあり、途中ひっかっかる所もありましたが、Yさんの案内で無事、予定時刻10時半に着くことが出来ました。流石です。
荷物を降ろし、車は裏側の駐車場へもって行きました。入館し、用意しておいて頂いた控室へと荷物を運びます。控室は2Fのファミリールームでした。空いていれば1Fのファミリールームということだったのですが、どうやら来客があったようです。
いつもの様に全員うがいと手洗いを済ませ、控室でのリハーサルの準備にかかります。その間にコジューローは、ホームスタッフの方と打ち合わせをと思ったところへ、担当スタッフのEさんが控室へ来ました。ここで打ち合わせをという事なので、つばさメンバー全員参加でEさんと打ち合わせをしました。リハーサル準備の時間ロスですがしかたがありません。
一日の流れとステージ準備、本番スタートの段取り等を確認し、打ち合わせ終了。まあ一緒にやったのでメンバーに説明する手間は省けました。
テーブルを隅によせ、持参のイスを並べてリハーサルの準備しているところへ、ホームから飲み物の差し入れです。いつもあり難く思うのですが、持って来てくれた方は、部屋の中の様子を見ると、みなさん驚かれた顔をなさいます。特に大変なことをしている訳ではなく、テーブルとイスを部屋の隅によせてスペースを作り、演奏用イス、足台、譜面台、待機楽器用ギタースタンドなどを並べ、楽器をケースから出してという作業で当たり前のことなのですが、さほど広くもない部屋の中で5人(この時はまだ4人ですが)の人間がごちゃごちゃと動いていると、大変そうに見えるのかも知れません。
リハーサル終了近くになってOさん登場。最初からやり直す時間もないので、そのまま参加して頂き、一通り終了後、Oさんのどうしてもやっておきたい曲のみ再度行ってリハーサル終了です。
ほぼ予定時間通りに進んでいます。今回から時間係(タイムキーパー)にTさんをあてましたが、ここまでのところ時間係が声を張り上げる必要はなさそうです。
各自用意してきたお弁当(ほとんど集合場所のセブンイレブンで買ったものでしょうけど‥)を食べ、衣装に着替えて、ホームスタッフの方が呼びに来るまで待機します。
NさんがOさんの衣装にクレームをつけている声が聞こえました。そういえばOさん、前回の訪問コンサートで着ていたウイングカラーのドレスシャツ、しわだらけのヨレヨレを着ていたのを、コジューローも思い出しました。‥きっとまた同じなんだな。Oさんもアイロンくらいかければ良いのに、‥というかクリーニングに出せばいいだけの話しか、‥そういえばMさんにも先日カマーベルトについて、食い下がられたけど、タキシードを着るならそれについての知識は知っていなくちゃならないし、出来るだけきちんとした着かたをして欲しいなあ。‥こういうホームの入居者の方の中には、そういうことにウルサイお年寄りも結構いるし、特にこのホームはお金持ちが多そうだから‥、などと心の中でつぶやきながら、その場は聞き流しました。Nさんに注意された事だし、コジューローも参加して2人でやり込めるのもどうかと思ったからです。
予定では午後1時から会場セッティングの時間です。1時を回っても呼びに来ないので、どうしたかな、様子を見に行こうかな、と思ったところへスタッフのEさんがやってきました。準備の準備OKです。
演奏用イス、足台、譜面台、ギタースタンド、PA機材、ビデオ機材などなど、会場となる1Fダイニングルームへ移動します。
ダイニングルーム内のどこをステージにするかは、下見の時の打合せで決めてありました。先ずはテーブルを移動し、その場所を確保します。演奏用イスを並べ、足台、譜面台、ギタースタンドなどを設置。同時にビデオ係りのOさんはビデオカメラの設置にかかります。
PA装置の設置にかかる前に、PA装置が本当に必要かどうか、実際にギターを弾いて確認します。コジューローがステージでプライムギターを弾き、ルームの反対側一番奥でメンバーに聞いてもらいます。
「どう?」コジューローが弾きながら聞きます。
「‥う〜ん、いらないと思うけど‥」返事が何かはっきりしません。
いつもこれだ。決断を下すことを避けているのか、それとも本当に「けど‥」をつける微妙な状態なのか?
結局Oさんに弾いてもらってコジューローが聴く側に回ります。
「OK!OK!」 ポロンポロンとちょっとだけ聴いて、即座に結論を下しました。
「PAなしでいきましょう!」耳にスコーンとギターの音が入ってきます。天井が低い為か良く響きます。
「ちょっとしゃべってみて。」「OK!」
話し声もよく響きます。MCもマイクなしで充分でしょう。MCはコジューローですし、地声で充分の自身がある響きでした。
しかし、ここに落とし穴があったとは、その時は気付きませんでした。
PAセッティングをしないことで、時間に余裕が出来ました。
マイクがないので、客席も随分近づけられます。いい雰囲気です。
お客さんを会場に入れてもらう時間も充分とれたつもりです。お年寄りですので、移動に時間がかかります。車イスもありますし、スタッフの方が1人1人お連れするような形です。といって会場に入ってあまり待たせる訳にもいきません。演奏会自体の長さも老人ホームでは30分くらい、40分が限度と言われています。ですからお客さんを会場に入れるのは、開演15分前からと大体決めています。
ですが、この日は大分手間取っているようでした。ホーム自体が新しいので、こういう事に慣れていないためかもしれません。
ダイニングルームの端に区画スペースがあり、そこが演奏者控えのそでになりました。お客さんが入るまでそこで待機します。
この時Oさんの着ているシャツに目が行きました。
げっ!ボタンダウン。しかも例によってヨレヨレ。さらになんと白無地ではなく、目立たないが青の縦縞が入っています。 これでは流石に見逃せません。そうかNさんが言うくらいだから、細かいコジューローが見たら耐えられない状態という事か。
聞くと、白の普通のYシャツを持ってないからと言います。いつものウイングカラーでいいじゃないか!と言うと、ボクだけだったからと言います。
ボクだけウイングカラーはイヤだけど、ボクだけ縞のボタンダウンでも良いというのだろうか??? ありえない!(コジューロー的感覚)
「つばさ」のステージ衣装は白タキシードです。
白でもタキシードなんです。
タキシードの場合、正式には、黒タキシード、白ひだ胸ウイングカラーシャツ、束帯付き黒ズボン、黒蝶タイ、黒カマーベルト、黒靴下、黒革靴がセットです。
衣装やユニフォームとして使う場合には、色やデザインを変えたりしますが、基本をおさえた上で目立つものはチームとして決めれば良いと思います。それでも基本的なルールはあるようです。例えば蝶タイの色を変えたとき、カマーベルトの色も変えようとするならば蝶タイと同じ色にする等です。
「つばさ」の場合、タキシード上着は白、蝶タイは濃紺とチームで決めました。ですからそれ以外は、基本のタキシードの着かたです。タキシードはF校時代の制服でしたから、「つばさ」の男性メンバーは皆よくなじんでいるはずです。タキシードを着て黒以外の靴下を履く人はいないでしょう。
シャツについては、上記の白のひだ胸ウイングカラーシャツが正式ですが、白のひだなし胸のウイングカラーシャツでも、白のYシャツでも許容範囲内でした。ただしボタンダウンはNGですし、縞シャツは黒以外の靴下を履いているのと同じ罪です。
コジューローはシャツに関しては、白タキボラコン(要するに「つばさ」の訪問演奏会)の時には、白Yシャツを着るようにしています。ウイングカラーシャツですと、一般には見慣れていないため、仰々しく感じられることもあるかと思うからです。特にコジューローは当日も衣装を着た状態で、先方スタッフの方と話をしたりすることも多いし、MC役でもあり演奏中もメンバーとお客さんを繋ぐ役ですので、わざとそうしています。もちろんコジューローはウイングカラーシャツもひだ胸、ひだなし、共に持っています。黒タキシードで正式の時は、ひだ胸ウイングカラーを着ますし、燕尾服の時はひだなしウイングカラーを着ます。(燕尾の場合は正式にはイカ胸シャツなのですが、手に入り辛いので代用しています。)
ですからメンバーの皆さんは、ウイングカラーシャツで大いに結構なのですよ。代用するにしても、お客様が見て首をかしげることの無いようにして下さい。
おっと、脱線、説教口調になってきました。話を戻します。
客席につくお客さんを見て気付きました。プログラムと歌詞カードを会場入りするお客さんに渡して頂くよう、スタッフのEさんと打ち合わせてあったのですが、持っていない様子です。Eさんを見つけてそれを告げると、Eさん、そうだったという顔をして、すっとその場を去りました。おそらくスタッフルームにそれを取りにいったのでしょう。
しばらくして、スタッフの方達がお客さんたちに配り始めました。今年できたばかりのホームです。「つばさ」の演奏会はもちろん初めてですが、それ以前に、この手のイベントにはまだ慣れていない感じがしました。
同じ系列の老人ホームでも、ホームによって結構差異もあり、ある意味新鮮で面白いとも思えます。
Yさんが近付いてきて、開演前に開演前に記念撮影を一枚と言って、カメラを向けてくれましたので、「つばさ」メンバーそろって撮ってもらいました。
開演時刻の2時になりました。まだお客さんは入ってくるようですが、充分形にはなっているので、ステージ入りすることにしました。今回は板付きスタートにしましたので、ステージに上がってもそのまま演奏位置に座って、チューニングなどをしながら、スタッフのキューを待ちます。
程なくしてEさんがステージの上手サイドに立ち、お客さんに向かって演奏会のスタートを告げ、「”つばさ ”の皆さんです。」と私達を紹介してくれました。メンバー一同立ち上がり、お辞儀をして、さあ演奏会のスタートです。
お辞儀の後、そのまま腰かけ、ギターを構えて、先ずは一曲めスタートしました。
一曲終えて、コジューローのみ立ち上がり、
「皆さんこんにちは、ギターアンサンブルつばさです。‥‥」
と、いつもの調子でMCをスタートさせます。
司会の文句を話しながら感じました。そうぞうしいな‥。
先ず耳に入るのが、厨房でカチャカチャと食器を扱う音。ステージの準備中には聞こえなかったと思うのだけれど、なんで演奏会が始まってからそんな作業をするのかなあ‥。
それから後ろの方でのスタッフの話し声。お客さんの出入りはほとんど終わったようですが、会場の後ろの方はなんだかざわめいています。
そう、このダイニングルームは音がよく響くのです。ですから演奏もMCもPA装置なしでOKと踏んだのですが、それは他の音が無かった時のはなしです。雑談、雑音があればどういう事になるか。
これは、後でビデオで確認したことですが、客席の後ろで録画したビデオでは、雑音と雑談が大きくてMCの声が聞きづらくなっています。ステージ近くで録画したビデオでも演奏とMC以外の音が結構うるさい状態でした。
また良く聴いて下さっているお客さんの中には、奇声を上げる方もいて、でもこれは私達のステージに反応している訳で、けっして悪い方向ではありません。関係のない雑音に比べたら遥かにマシかも知れません。
今までの訪問演奏会が、非常に行儀良く静かに聴いて下さっていたので、今回は少々面食らってやり辛い面もありました。こういう事も想定してPA装置を使うべきだったかも知れません。
しかし、演奏は今までに比べ、どの曲も、良かったのではないかと思います。同じプログラム(歌の曲を除き)で行う3度目の演奏会です。良くなって当たり前ではあるのですが、もしかすると、このざわめきが演奏者に落ち着きを与えたのかも知れません。コジューロー個人としては、ざわめいていると集中力を欠き嫌いなのですが、他のメンバーはどうだったでしょう。
さて演奏会は、始まってしまえば、あっという間に終わってしまうのが、いつものコジューローの感覚です。
という事で、以下演奏曲のみ上げていきます。歌の曲を除き前回演奏会と同じですが‥。
1.オーシャンゼリゼ
2.雪山讃歌
3.夏の思い出
〔楽器紹介〕
アルトギター:Nさん/村の鍛冶屋
プライムギター:Oさん/荒城の月
バスギター:コジューロー/君恋し
ギタロン:Mさん/ゲゲゲの鬼太郎
4.ゴセックのガボット(二重奏)
ギタロン:Mさん
プライムギター:Oさん
5.りんどう峠(プライムギター二重奏)
Tさん&コジューロー
6.もみじ(歌入り)
7.バラが咲いた(歌入り)
8.チャッキリ節
9.楽しき農夫
enc.見上げてごらん夜の星を(歌入り)
プログラムラスト曲「楽しき農夫」を終えたところで、スタッフの方にアンコールの声をかけて頂く打合せだったのですが、声がかかりません。
また忘れられてしまったようです。
メンバー皆でお辞儀も済ませ、客席からの拍手も消えそうだったので、メンバーを座らせ話し始めました。
「これで終わりなのですが、このままお別れするのも淋しいので、最後にもう一曲、皆さんと歌を歌ってお別れしたいと思います。‥‥」
くっ苦しい!
で、無理やりアンコール曲も済ませて終演となりました。
いやいや、なかなか大変な演奏会でした。
ホームスタッフの方にこれだけ裏切られるとは、思いもよらない事で、でも慣れていないスタッフの方を攻めるつもりは毛頭ありません。こういう事もあるという、こちらの心構えが足りなかったのです。
また一つ勉強させて頂きました。
一旦ステージそで(にしているところ)に引き上げ、お客さんがはけ始めてから、ステージの片付けに入りました。このダイニングルームでは、この後直ぐお茶の時間になるようで、前回の教訓を活かし、今回は早々と片付けを済ませました。
控室(2Fファミリールーム)に戻り、帰りの支度です。Yさんはまた用事があるようで、早々とお別れしました。今回の「グランダ鵠沼松が岡」での演奏会、直ぐ近くにある同じ系列の「グラニー鵠沼」という老人ホームからも何名か聴きに来るという話でしたので、Yさんはその方達を送って行ったのかも知れません。
片付けを終えて、控室でちょっと一息入れているうちに、退出予定時刻の4時になりました。おいとまの時刻です。
荷物を1Fに降ろすと、スタッフの方が何人か出てきて下さり、口々にお礼を述べてくれました。こちらからもお礼を述べ退出のため玄関をあけてもらいます。セキュリティのため、認証番号を入れないと中からでも開きません。
車を玄関前につけ積み込みをしていると、また別の方が2人ほど出てきて見送って下さいました。このお2人初めてお会いする方だったと思います。お2人とも年配の方で1人はスーツを着ていた気がします。ホームスタッフの方とは違う印象でしたが、どういう方だったのかは知りません。聞かずにお別れしました。
演奏会が終われば、その後は定例のお風呂です。スーパー銭湯?「湯乃市」で汗を流し、さっぱりしたところで打上げ会場へ、‥と、いつもなら行くのですが、今回は打上げはなし。お風呂からあがったら、湯乃市の休憩所で反省会です。
簡単に済ませて解散とするつもりだったのですが、しらふでの反省会は、つい真剣になってしまいます。気が付くと1時間を越えていました。でも悪いことではないと思います。
以上で、9月27日(日)の「グランダ鵠沼松が岡」での、ギターアンサンブル「つばさ」の訪問演奏会、本番のレポートを終えます。
この演奏会もまたビデオ審査を行っていますので、集計ができましたら、結果をUPしますので、ご期待下さい。
関連記事⇒ギターアンサンブル「つばさ」
集合時刻は10時30分、いつものように藤沢市朝日町セブンイレブンの駐車場です。いつものことですがメンバーに遅刻者なし、道案内のYさんの車も定刻に現われて、予定通り2台で連なって現地「グランダ鵠沼松ヶ岡」に向かいます。例によってメンバーOさんのみ、仕事の都合で後から現地合流です。
このホームは住宅地の中にあり、周辺の道が大変狭く迷路状で解りにくい所です。市民祭りの交通規制もあり、途中ひっかっかる所もありましたが、Yさんの案内で無事、予定時刻10時半に着くことが出来ました。流石です。
荷物を降ろし、車は裏側の駐車場へもって行きました。入館し、用意しておいて頂いた控室へと荷物を運びます。控室は2Fのファミリールームでした。空いていれば1Fのファミリールームということだったのですが、どうやら来客があったようです。
いつもの様に全員うがいと手洗いを済ませ、控室でのリハーサルの準備にかかります。その間にコジューローは、ホームスタッフの方と打ち合わせをと思ったところへ、担当スタッフのEさんが控室へ来ました。ここで打ち合わせをという事なので、つばさメンバー全員参加でEさんと打ち合わせをしました。リハーサル準備の時間ロスですがしかたがありません。
一日の流れとステージ準備、本番スタートの段取り等を確認し、打ち合わせ終了。まあ一緒にやったのでメンバーに説明する手間は省けました。
テーブルを隅によせ、持参のイスを並べてリハーサルの準備しているところへ、ホームから飲み物の差し入れです。いつもあり難く思うのですが、持って来てくれた方は、部屋の中の様子を見ると、みなさん驚かれた顔をなさいます。特に大変なことをしている訳ではなく、テーブルとイスを部屋の隅によせてスペースを作り、演奏用イス、足台、譜面台、待機楽器用ギタースタンドなどを並べ、楽器をケースから出してという作業で当たり前のことなのですが、さほど広くもない部屋の中で5人(この時はまだ4人ですが)の人間がごちゃごちゃと動いていると、大変そうに見えるのかも知れません。
リハーサル終了近くになってOさん登場。最初からやり直す時間もないので、そのまま参加して頂き、一通り終了後、Oさんのどうしてもやっておきたい曲のみ再度行ってリハーサル終了です。
ほぼ予定時間通りに進んでいます。今回から時間係(タイムキーパー)にTさんをあてましたが、ここまでのところ時間係が声を張り上げる必要はなさそうです。
各自用意してきたお弁当(ほとんど集合場所のセブンイレブンで買ったものでしょうけど‥)を食べ、衣装に着替えて、ホームスタッフの方が呼びに来るまで待機します。
NさんがOさんの衣装にクレームをつけている声が聞こえました。そういえばOさん、前回の訪問コンサートで着ていたウイングカラーのドレスシャツ、しわだらけのヨレヨレを着ていたのを、コジューローも思い出しました。‥きっとまた同じなんだな。Oさんもアイロンくらいかければ良いのに、‥というかクリーニングに出せばいいだけの話しか、‥そういえばMさんにも先日カマーベルトについて、食い下がられたけど、タキシードを着るならそれについての知識は知っていなくちゃならないし、出来るだけきちんとした着かたをして欲しいなあ。‥こういうホームの入居者の方の中には、そういうことにウルサイお年寄りも結構いるし、特にこのホームはお金持ちが多そうだから‥、などと心の中でつぶやきながら、その場は聞き流しました。Nさんに注意された事だし、コジューローも参加して2人でやり込めるのもどうかと思ったからです。
予定では午後1時から会場セッティングの時間です。1時を回っても呼びに来ないので、どうしたかな、様子を見に行こうかな、と思ったところへスタッフのEさんがやってきました。準備の準備OKです。
演奏用イス、足台、譜面台、ギタースタンド、PA機材、ビデオ機材などなど、会場となる1Fダイニングルームへ移動します。
ダイニングルーム内のどこをステージにするかは、下見の時の打合せで決めてありました。先ずはテーブルを移動し、その場所を確保します。演奏用イスを並べ、足台、譜面台、ギタースタンドなどを設置。同時にビデオ係りのOさんはビデオカメラの設置にかかります。
PA装置の設置にかかる前に、PA装置が本当に必要かどうか、実際にギターを弾いて確認します。コジューローがステージでプライムギターを弾き、ルームの反対側一番奥でメンバーに聞いてもらいます。
「どう?」コジューローが弾きながら聞きます。
「‥う〜ん、いらないと思うけど‥」返事が何かはっきりしません。
いつもこれだ。決断を下すことを避けているのか、それとも本当に「けど‥」をつける微妙な状態なのか?
結局Oさんに弾いてもらってコジューローが聴く側に回ります。
「OK!OK!」 ポロンポロンとちょっとだけ聴いて、即座に結論を下しました。
「PAなしでいきましょう!」耳にスコーンとギターの音が入ってきます。天井が低い為か良く響きます。
「ちょっとしゃべってみて。」「OK!」
話し声もよく響きます。MCもマイクなしで充分でしょう。MCはコジューローですし、地声で充分の自身がある響きでした。
しかし、ここに落とし穴があったとは、その時は気付きませんでした。
PAセッティングをしないことで、時間に余裕が出来ました。
マイクがないので、客席も随分近づけられます。いい雰囲気です。
お客さんを会場に入れてもらう時間も充分とれたつもりです。お年寄りですので、移動に時間がかかります。車イスもありますし、スタッフの方が1人1人お連れするような形です。といって会場に入ってあまり待たせる訳にもいきません。演奏会自体の長さも老人ホームでは30分くらい、40分が限度と言われています。ですからお客さんを会場に入れるのは、開演15分前からと大体決めています。
ですが、この日は大分手間取っているようでした。ホーム自体が新しいので、こういう事に慣れていないためかもしれません。
ダイニングルームの端に区画スペースがあり、そこが演奏者控えのそでになりました。お客さんが入るまでそこで待機します。
この時Oさんの着ているシャツに目が行きました。
げっ!ボタンダウン。しかも例によってヨレヨレ。さらになんと白無地ではなく、目立たないが青の縦縞が入っています。 これでは流石に見逃せません。そうかNさんが言うくらいだから、細かいコジューローが見たら耐えられない状態という事か。
聞くと、白の普通のYシャツを持ってないからと言います。いつものウイングカラーでいいじゃないか!と言うと、ボクだけだったからと言います。
ボクだけウイングカラーはイヤだけど、ボクだけ縞のボタンダウンでも良いというのだろうか??? ありえない!(コジューロー的感覚)
「つばさ」のステージ衣装は白タキシードです。
白でもタキシードなんです。
タキシードの場合、正式には、黒タキシード、白ひだ胸ウイングカラーシャツ、束帯付き黒ズボン、黒蝶タイ、黒カマーベルト、黒靴下、黒革靴がセットです。
衣装やユニフォームとして使う場合には、色やデザインを変えたりしますが、基本をおさえた上で目立つものはチームとして決めれば良いと思います。それでも基本的なルールはあるようです。例えば蝶タイの色を変えたとき、カマーベルトの色も変えようとするならば蝶タイと同じ色にする等です。
「つばさ」の場合、タキシード上着は白、蝶タイは濃紺とチームで決めました。ですからそれ以外は、基本のタキシードの着かたです。タキシードはF校時代の制服でしたから、「つばさ」の男性メンバーは皆よくなじんでいるはずです。タキシードを着て黒以外の靴下を履く人はいないでしょう。
シャツについては、上記の白のひだ胸ウイングカラーシャツが正式ですが、白のひだなし胸のウイングカラーシャツでも、白のYシャツでも許容範囲内でした。ただしボタンダウンはNGですし、縞シャツは黒以外の靴下を履いているのと同じ罪です。
コジューローはシャツに関しては、白タキボラコン(要するに「つばさ」の訪問演奏会)の時には、白Yシャツを着るようにしています。ウイングカラーシャツですと、一般には見慣れていないため、仰々しく感じられることもあるかと思うからです。特にコジューローは当日も衣装を着た状態で、先方スタッフの方と話をしたりすることも多いし、MC役でもあり演奏中もメンバーとお客さんを繋ぐ役ですので、わざとそうしています。もちろんコジューローはウイングカラーシャツもひだ胸、ひだなし、共に持っています。黒タキシードで正式の時は、ひだ胸ウイングカラーを着ますし、燕尾服の時はひだなしウイングカラーを着ます。(燕尾の場合は正式にはイカ胸シャツなのですが、手に入り辛いので代用しています。)
ですからメンバーの皆さんは、ウイングカラーシャツで大いに結構なのですよ。代用するにしても、お客様が見て首をかしげることの無いようにして下さい。
おっと、脱線、説教口調になってきました。話を戻します。
客席につくお客さんを見て気付きました。プログラムと歌詞カードを会場入りするお客さんに渡して頂くよう、スタッフのEさんと打ち合わせてあったのですが、持っていない様子です。Eさんを見つけてそれを告げると、Eさん、そうだったという顔をして、すっとその場を去りました。おそらくスタッフルームにそれを取りにいったのでしょう。
しばらくして、スタッフの方達がお客さんたちに配り始めました。今年できたばかりのホームです。「つばさ」の演奏会はもちろん初めてですが、それ以前に、この手のイベントにはまだ慣れていない感じがしました。
同じ系列の老人ホームでも、ホームによって結構差異もあり、ある意味新鮮で面白いとも思えます。
Yさんが近付いてきて、開演前に開演前に記念撮影を一枚と言って、カメラを向けてくれましたので、「つばさ」メンバーそろって撮ってもらいました。開演時刻の2時になりました。まだお客さんは入ってくるようですが、充分形にはなっているので、ステージ入りすることにしました。今回は板付きスタートにしましたので、ステージに上がってもそのまま演奏位置に座って、チューニングなどをしながら、スタッフのキューを待ちます。
程なくしてEさんがステージの上手サイドに立ち、お客さんに向かって演奏会のスタートを告げ、「”つばさ ”の皆さんです。」と私達を紹介してくれました。メンバー一同立ち上がり、お辞儀をして、さあ演奏会のスタートです。
お辞儀の後、そのまま腰かけ、ギターを構えて、先ずは一曲めスタートしました。
一曲終えて、コジューローのみ立ち上がり、
「皆さんこんにちは、ギターアンサンブルつばさです。‥‥」
と、いつもの調子でMCをスタートさせます。
司会の文句を話しながら感じました。そうぞうしいな‥。
先ず耳に入るのが、厨房でカチャカチャと食器を扱う音。ステージの準備中には聞こえなかったと思うのだけれど、なんで演奏会が始まってからそんな作業をするのかなあ‥。
それから後ろの方でのスタッフの話し声。お客さんの出入りはほとんど終わったようですが、会場の後ろの方はなんだかざわめいています。
そう、このダイニングルームは音がよく響くのです。ですから演奏もMCもPA装置なしでOKと踏んだのですが、それは他の音が無かった時のはなしです。雑談、雑音があればどういう事になるか。
これは、後でビデオで確認したことですが、客席の後ろで録画したビデオでは、雑音と雑談が大きくてMCの声が聞きづらくなっています。ステージ近くで録画したビデオでも演奏とMC以外の音が結構うるさい状態でした。
また良く聴いて下さっているお客さんの中には、奇声を上げる方もいて、でもこれは私達のステージに反応している訳で、けっして悪い方向ではありません。関係のない雑音に比べたら遥かにマシかも知れません。
今までの訪問演奏会が、非常に行儀良く静かに聴いて下さっていたので、今回は少々面食らってやり辛い面もありました。こういう事も想定してPA装置を使うべきだったかも知れません。
しかし、演奏は今までに比べ、どの曲も、良かったのではないかと思います。同じプログラム(歌の曲を除き)で行う3度目の演奏会です。良くなって当たり前ではあるのですが、もしかすると、このざわめきが演奏者に落ち着きを与えたのかも知れません。コジューロー個人としては、ざわめいていると集中力を欠き嫌いなのですが、他のメンバーはどうだったでしょう。
さて演奏会は、始まってしまえば、あっという間に終わってしまうのが、いつものコジューローの感覚です。
という事で、以下演奏曲のみ上げていきます。歌の曲を除き前回演奏会と同じですが‥。
1.オーシャンゼリゼ
2.雪山讃歌
〔楽器紹介〕
アルトギター:Nさん/村の鍛冶屋
プライムギター:Oさん/荒城の月
バスギター:コジューロー/君恋し
ギタロン:Mさん/ゲゲゲの鬼太郎
4.ゴセックのガボット(二重奏)
ギタロン:Mさん
プライムギター:Oさん
5.りんどう峠(プライムギター二重奏)
Tさん&コジューロー
6.もみじ(歌入り)
7.バラが咲いた(歌入り)
8.チャッキリ節
9.楽しき農夫
enc.見上げてごらん夜の星を(歌入り)
プログラムラスト曲「楽しき農夫」を終えたところで、スタッフの方にアンコールの声をかけて頂く打合せだったのですが、声がかかりません。
また忘れられてしまったようです。
メンバー皆でお辞儀も済ませ、客席からの拍手も消えそうだったので、メンバーを座らせ話し始めました。
「これで終わりなのですが、このままお別れするのも淋しいので、最後にもう一曲、皆さんと歌を歌ってお別れしたいと思います。‥‥」
くっ苦しい!
で、無理やりアンコール曲も済ませて終演となりました。
いやいや、なかなか大変な演奏会でした。
ホームスタッフの方にこれだけ裏切られるとは、思いもよらない事で、でも慣れていないスタッフの方を攻めるつもりは毛頭ありません。こういう事もあるという、こちらの心構えが足りなかったのです。
また一つ勉強させて頂きました。
一旦ステージそで(にしているところ)に引き上げ、お客さんがはけ始めてから、ステージの片付けに入りました。このダイニングルームでは、この後直ぐお茶の時間になるようで、前回の教訓を活かし、今回は早々と片付けを済ませました。
控室(2Fファミリールーム)に戻り、帰りの支度です。Yさんはまた用事があるようで、早々とお別れしました。今回の「グランダ鵠沼松が岡」での演奏会、直ぐ近くにある同じ系列の「グラニー鵠沼」という老人ホームからも何名か聴きに来るという話でしたので、Yさんはその方達を送って行ったのかも知れません。
片付けを終えて、控室でちょっと一息入れているうちに、退出予定時刻の4時になりました。おいとまの時刻です。
荷物を1Fに降ろすと、スタッフの方が何人か出てきて下さり、口々にお礼を述べてくれました。こちらからもお礼を述べ退出のため玄関をあけてもらいます。セキュリティのため、認証番号を入れないと中からでも開きません。
車を玄関前につけ積み込みをしていると、また別の方が2人ほど出てきて見送って下さいました。このお2人初めてお会いする方だったと思います。お2人とも年配の方で1人はスーツを着ていた気がします。ホームスタッフの方とは違う印象でしたが、どういう方だったのかは知りません。聞かずにお別れしました。
演奏会が終われば、その後は定例のお風呂です。スーパー銭湯?「湯乃市」で汗を流し、さっぱりしたところで打上げ会場へ、‥と、いつもなら行くのですが、今回は打上げはなし。お風呂からあがったら、湯乃市の休憩所で反省会です。
簡単に済ませて解散とするつもりだったのですが、しらふでの反省会は、つい真剣になってしまいます。気が付くと1時間を越えていました。でも悪いことではないと思います。
以上で、9月27日(日)の「グランダ鵠沼松が岡」での、ギターアンサンブル「つばさ」の訪問演奏会、本番のレポートを終えます。この演奏会もまたビデオ審査を行っていますので、集計ができましたら、結果をUPしますので、ご期待下さい。
関連記事⇒ギターアンサンブル「つばさ」
