2011年08月24日

ギターアンサンブル「つばさ」143

8月23日(火) 練習

毎週火曜日は「つばさ」練習日。
ですが、先週は練習場所の新堀ギター藤沢本館がお盆休みでしたので、「つばさ」の練習もお休みでした。このところお休みが多くなっている「つばさ」です。練習も予定より大幅に遅れているのですが、Mさんの故障の快復もまだかかりそうですし、まあ、こういう年もあります。じっくり行くしかないでしょう。

ということで、昨日のギターアンサンブル「つばさ」です。
 

Mさんがお休みの他は、全員出席。久しぶりに少しはアンサンブルらしい練習が出来ました。
では先ずは基礎練習から。

アルペジオ⇒和音練習/上昇アルペジオ/下降アルペジオ と、いつものルーチン練習を行いました。大分慣れてきたようですので、これからはアンサンブルでの練習も意識して、周りの音も良く聞いて合わせるようにすると良いのではと思います。

スラー⇒「つばさ」特別スラー練習パターンによる、2種類の速さのスラー練習をルーチンとして行っています。左手のフォーム、左手各指の独立、左手主導によるリズムなどの習得および維持が目的です。それを理解し意識して各自自分のテーマに取り組んでほしいですね。もちろんアンサンブルの中での練習ですから、良く合わせるというのも大切です。

スケール⇒右手各指のタッチのバランス(受け持ち楽器によって使う指は違うでしょうが)、左手の合理的な運指(無駄な動きを極力減らすこと)が1段階目の練習目的です。2段階目は音形にあったピアノフォルテの練習、すなわち上昇音階でのクレッシェンドと下降音階でのデクレッシェンドの練習です。現在この2つの練習をルーチンとして行っています。ここでもアンサンブルを意識して合わせるという事も(何気なく合わせてはいますが)、今後行なっていきたいと思います。

基礎練習は各自の技巧レベルの向上が主たる目的とは思いますが、アンサンブルの中で一緒に基礎練習を行うということで、アンサンブルの練習、合わせる練習にも充分威力を発揮するのではと考えています。その為にはカリキュラムの工夫も欠かせないでしょう。さまざまな音楽的呼吸の仕方や体の使い方なども、今後は取り入れていけたらと思っています。

では次に曲練習です。

エンターティナー⇒この曲、元は「おじぞうず編」で、アルト、プライム、バス、ギタロンの4人編成の編曲でした。これに2ndアルトを加えて「つばさ編」にしたのですが、だからと言って2ndアルトは付け足しでどうでも良いということにはなりません。2ndなしでも出来る編曲ですが、2ndを入れたからには、そこに追加された意味を理解してしっかり弾かなければなりません。そうしないで、無くても良いんだからといい加減に弾くと、ジャマなだけな存在になってしまいます。ハッキリ言います。「おじぞうず編」よりも「つばさ編」の方が厚みが増してずっと良くなっています。(実は「おじぞうず編」では4人でどうしようか、編曲に大変苦労した覚えがあります。)昨日の練習で、脇役と思っていた2ndがそれを指摘されてきちんと弾き始めて、アンサンブルの演奏が変わりました。それからプライムギターですが、この編曲はもともとプライムの伴奏が曲の流れをリードできるように書かれています。2ndアルトが入ることで、その負担はかなり軽くなったと思いますが、リードしようと思えばできてしまうことに変わりはありません。ですが、全部をリードする必要はさらさらありません。ほんの一部を担っていただければそれで結構です。それは、大きなフレーズ(段落と言った方が良いでしょうか)の性格付けです。1コーラスめ、2コーラスめ、サビの中間部、ダルセーニョでもう一度2コーラスめ、これにイントロとエンディングの性格が意識出来ればOKです。具体的には音色とタッチを微妙に変えることになるのですが、意識するだけでも自然に変わってしまいます。昨日の練習でOkです。さあこの曲の大枠が出来てきました。

みかんの花咲く丘⇒この曲も「おじぞうず編」ですが、こちらは「おじぞうず」7人編成時代のもので5パートですから、そのまま「つばさ」でも使っています。8分の6拍子で、イントロ、1コーラス、間奏、2コーラス、間奏、3コーラス、エンディングという構成です。演奏上の呼吸の仕方は、イントロ、間奏及びエンディングは8分、本編コーラスは付点4分です。すなわち歌の部分は2拍子でとらえて大きく呼吸をする、その他は6拍子の6拍めで鋭く呼吸をする形でメリハリをつけるという方法です。ですがこれまで「つばさ」の練習では、すべて8分で呼吸をしてきました。練習も進んできて形になりつつありますので、今回から従来の「おじぞうず」型の呼吸の仕方に変えました。やはり2拍子でとらえた方が流れが良くなるようです。これからの練習で、間奏部の呼吸をスパッと切り替えられるように、していきたいと思います。

笑点のテーマ⇒この曲もどうにかテンポにも乗れてきて、感じがでてきました。今回、擬音に呼子の笛を入れてみました。ピッとかピーって鳴るやつです。メンバーの受けも好評で採用ということになりました。また、もう一種類くらいは擬音を入れたいので、(例えばピコピコハンマーとか)何か使えるめぼしいものを物色しておこうということになりました。ここまで来ると計画中のイントロのNRM(新堀リズムメソード:ギターを叩いてリズム楽器にする方法)も、そろそろ入れる時期かも知れません。(この曲、編曲は今腱鞘炎で休んでいるMさんです。早く治して復帰してほしいなぁ!)

いい湯だな⇒今年の歌入りの曲です。先ずは演奏のみで1回通し練習をして、次に歌いながら弾く(弾きながら歌う?‥どっちでしょう?)練習をしました。歌が入ると演奏もぎこちなくなりますが、それよりも歌がかなりヒドイ。という事で楽器を置いて、歌のみの練習をしました。皆、歌うのが苦手のような感じです。(コジューローは上手ではありませんが、子供のころから歌が好きで歌う事に抵抗がありません。Oさんもバンドで歌ったり弾き語りもしているようですから、嫌いではないと思うのですが、何気に苦手そうな雰囲気です。)意味の解る日本語の歌詞ですから、実は表現法は簡単です。その雰囲気になって気持ちを込めて歌えばいいんです。
例えばイントロ(イントロに歌詞が付いているというのも妙ですが、すでにそれだけでも楽しい歌と理解できるでしょう。)、ラランラランランラン!もうランランですから、うきうきした感じに決まっているじゃないですか。それをお経を唱えるように歌ったら変だってことは誰にでも解ります。ランラン気分、ルンルン気分でも良いです。その気分で歌えば、最後のラン!なんてパッとはじける歌い方になるはずです。歌詞の出だし、「いい湯だな!」この言葉だって語尾の「な」が沈む訳がないのです。それから頭の「いい湯だな」の「い」の前に8分休符が付いていて、アウフタクトで入るという事が解ってますから、その8分休符分のエネルギーがためられ、その始めの「い」と同時にはじけるという事くらい、音楽家の端くれであるメンバーには解る(楽譜から読み取れる)でしょう。ですからこの「いい湯だな」という歌詞の始めの「い」と終わりの「な」をはじけて歌えば、この歌の雰囲気はでますし、歌い方(感情面)も合格となるはずです。続いて次の2回目の「いい湯だな」という歌詞の歌い方ですが、基本的には1回目と同じです。そのように理屈もこねましたからね。但し注意点があります。この2回目の「いい湯だな」の「湯だな」は、下降音形です。ですから普通に歌ったのでは最後の「な」が沈みます。この「な」が沈んでは言葉としてもおかしい、「なっ!そうだろ!」の「な」ですから、はじけて発音しなければ感情が表せません。ですからここは音形に逆らって、無理にでも「だーな!」と語尾を強めて歌うということです。ということで、少し長くなりましたが初めの部分を例にとって少し解説しました。まあこんな感じでちょっとした注意点を上げてメンバーに歌ってもらったところ、あっという間に格段に良くなりました。発声法とか音程とかまあ色々問題もありますが、それよりもやっぱり歌は心ですね。

川の流れのように⇒この曲も今年の歌入りの曲です。この歌は先の「いい湯だな」に比べると歌うのが数段難しいです。しかも弾きながら歌う‥無謀かも‥。でも過去に「おじぞうず」ではやりましたし、「つばさ」にだって出来ないはずがありません。という事で先ずは演奏のみで練習。次に歌を入れて歌いながら弾く練習をしました。そしてやはり歌がヒドイので(歌うと演奏もヒドクなりましたが)歌のみの練習をと思ったのですが、残り時間が少なくなってきました。もう一曲練習したい曲があるので、とりあえずそちらを先に練習して時間が余れば、この曲の歌を練習しようということにしました。

久しき昔⇒この曲は新堀ギター編をメンバーのNさんが「つばさ」の楽器編成に合わせ改編した楽譜を使っています。割と単調な曲なのでフレーズ毎のクレッシェンドを強調してメリハリをつけます。今回の練習で少し様になってきた感じがします。曲想が決まってきたところで、今後は全体のバランスを調整していく段階にはいるでしょう。

という事で、タイムリミットとなりました。「川の流れのように」の歌練習は結局できませんでした。ただ「川の流れのように」の歌練習は、少々時間をとって行う必要があるのではと考えています。

前回の練習では忘れてしまった、練習後の整理運動としてのストレッチを、今回はきちんと行って練習を終了しました。このストレッチどうやらかなりの効果かあるようで、メンバーからもきちんとやりましょうという声が出ています。

来週は月末練習ですので、今年のプログラム曲全曲練習の予定です。

では、これにて。


関連記事⇒ギターアンサンブル「つばさ」



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