2011年09月28日
あれ?切符がない!
昨日のギターアンサンブル「つばさ」の練習を終えて、帰ってきた小田原駅で、コジューローはあわてました。
「あれ?切符がない!」
「あれ?切符がない!」
「つばさ」の練習には、近頃のコジューローは特に必要が無い限り、できるだけ電車で行くようにしています。車で行くより電車の方が安上がりということと、普段あまり外に出歩くことのないコジューローですから、たまには歩かなきゃいかんだろうと思っているからです。そんな訳で、小田原←→藤沢間のJR回数券を買って利用しています。
昨日も、「つばさ」の練習帰り、藤沢から手持ち最後の1枚の回数券を使って、小田原行の電車に乗りました。小田原駅に着いて電車を降り、改札へと向かう間、いつもの様に胸のポケットに手を入れて切符(藤沢駅の改札を通った手持ち最後の回数券)を探るのですが、あれ?‥どこに行ったかな?‥ありません。ズボンのポケットも探ってみましたがやっぱりありません。
改札出口の前まできました。まだ見つかりません。もう一度胸のポケット、ズボンのポケット、カバンの中、入れるはずもない財布の中まで探しましたが見つかりません。小田原で降りた乗客はコジューローを除いて皆改札から出て行って、コジューロー一人がそこに残っています。
‥こりゃ、どうやら切符を落としたらしい‥。
そう判断して、コジューローは歩いてきたところを切符が落ちていないか注意しながら逆戻りしました。電車は小田原終点で回送となるため、まだそこにいました。扉は閉められていますが中の明かりがついているので、コジューローが座っていた車両まで行けば、そこに落ちている切符を発見できるかも知れないと、急ぎ足でかつ地面には注意しながら戻っていきました。乗っていた11号車はまだまだ先です。 と、電車の明かりがパッと消えました。やばい、と感じたコジューローはさらに急ぎ足で11号車へとたどり着き、車内を見ましたが、真っ暗で何もみえません。 ‥結局、切符は見つかりませんでした。
とぼとぼと改札へ引き返すコジューロー。頭の中には、「あ〜あ、いったいいくらとられるんだろう‥。東京までの運賃をとられるのかなあ‥」なんて考えが渦巻いて、癪に障るやら情けないやら。でももう仕方がありません。
自動改札は全て閉じられ、もう誰もいません。コジューローは駅員のいる改札へと行き、そこにいた駅員に告げました。
コジューロー : 「切符をなくしました。」
駅員 : 「どちらから乗りましたか?」
コジューロー : 「藤沢からです。」
駅員 : 「いくらの切符を買いましたか?」
コジューロー : 「回数券だったので買っていません。あっ、でも570円の回数券です。手持ち最後の1枚でした。」
駅員 : 「最後の1枚という事は、残りの回数券もお持ちでないという事ですね。他に何か証明できるものはありませんか?」
コジューロー : 「う〜ん、と言っても本当に最後の1枚だったからなあ‥」
と言いながら、コジューローは空になった回数券を入れる専用の小さな袋を、財布より取りだして、こんな物しかないという感じで駅員にみせました。‥すると、
駅員 : 「分かりました今回は結構です。次回からは気を付けて下さい。」
と言って、手で改札の外へとコジューローを促しました。
コジューロー : 「あっ、どうも、‥すみませんでした。」
コジューローは思ったより簡単に改札を出ることが出来て、少々拍子抜けしました。な〜んだって感じでしたが、たまたま物わかりの良い駅員さんで、助かったのかも知れません。でもまあ無賃乗車をしたわけでもありませんし、後味もさほど悪くなく事がすんでホッとしました。
それにしてもコジューローのあの切符は、どこに行ってしまったんでしょう。 物忘れがまた多くなってきたようです。
気をつけなくちゃと思うコジューローでした。
昨日も、「つばさ」の練習帰り、藤沢から手持ち最後の1枚の回数券を使って、小田原行の電車に乗りました。小田原駅に着いて電車を降り、改札へと向かう間、いつもの様に胸のポケットに手を入れて切符(藤沢駅の改札を通った手持ち最後の回数券)を探るのですが、あれ?‥どこに行ったかな?‥ありません。ズボンのポケットも探ってみましたがやっぱりありません。
改札出口の前まできました。まだ見つかりません。もう一度胸のポケット、ズボンのポケット、カバンの中、入れるはずもない財布の中まで探しましたが見つかりません。小田原で降りた乗客はコジューローを除いて皆改札から出て行って、コジューロー一人がそこに残っています。
‥こりゃ、どうやら切符を落としたらしい‥。
そう判断して、コジューローは歩いてきたところを切符が落ちていないか注意しながら逆戻りしました。電車は小田原終点で回送となるため、まだそこにいました。扉は閉められていますが中の明かりがついているので、コジューローが座っていた車両まで行けば、そこに落ちている切符を発見できるかも知れないと、急ぎ足でかつ地面には注意しながら戻っていきました。乗っていた11号車はまだまだ先です。 と、電車の明かりがパッと消えました。やばい、と感じたコジューローはさらに急ぎ足で11号車へとたどり着き、車内を見ましたが、真っ暗で何もみえません。 ‥結局、切符は見つかりませんでした。
とぼとぼと改札へ引き返すコジューロー。頭の中には、「あ〜あ、いったいいくらとられるんだろう‥。東京までの運賃をとられるのかなあ‥」なんて考えが渦巻いて、癪に障るやら情けないやら。でももう仕方がありません。
自動改札は全て閉じられ、もう誰もいません。コジューローは駅員のいる改札へと行き、そこにいた駅員に告げました。
コジューロー : 「切符をなくしました。」
駅員 : 「どちらから乗りましたか?」
コジューロー : 「藤沢からです。」
駅員 : 「いくらの切符を買いましたか?」
コジューロー : 「回数券だったので買っていません。あっ、でも570円の回数券です。手持ち最後の1枚でした。」
駅員 : 「最後の1枚という事は、残りの回数券もお持ちでないという事ですね。他に何か証明できるものはありませんか?」
コジューロー : 「う〜ん、と言っても本当に最後の1枚だったからなあ‥」
と言いながら、コジューローは空になった回数券を入れる専用の小さな袋を、財布より取りだして、こんな物しかないという感じで駅員にみせました。‥すると、
駅員 : 「分かりました今回は結構です。次回からは気を付けて下さい。」
と言って、手で改札の外へとコジューローを促しました。
コジューロー : 「あっ、どうも、‥すみませんでした。」
コジューローは思ったより簡単に改札を出ることが出来て、少々拍子抜けしました。な〜んだって感じでしたが、たまたま物わかりの良い駅員さんで、助かったのかも知れません。でもまあ無賃乗車をしたわけでもありませんし、後味もさほど悪くなく事がすんでホッとしました。
それにしてもコジューローのあの切符は、どこに行ってしまったんでしょう。 物忘れがまた多くなってきたようです。
気をつけなくちゃと思うコジューローでした。