2012年10月15日

吉川久美子X左村祐樹ギターコンサート・好き勝手レビュー

2012年10月8日(月、祝)
大田区民ホール「アプリコ」(小)にて
吉川久美子X左村祐樹20121008-2 先週の月曜日、左村くんと吉川さんのジョイントコンサートを聴きに行ってきました。ブログに上げなきゃと思いながら、あっという間に一週間が経ってしまって、何だか本当に時の過ぎるのが超特急なみに感じるコジューローです。やっぱり歳のせいなんでしょうが、物忘れも超特急なみになりつつあり、忘れないうちに、思い立った時に書いておこうとパソコンに向かっています。
 まあコジューローの言いたい放題、好き勝手に書いてるブログですから、コジューローの記事なんかどうでも良いとは思うのですが、このところ、コンサートに行ったら記事を書くって感じになってますから、まあ御用とお急ぎでない方はお付き合いください。(‥って露店のおっさんか‥)
 

 体育の日だったんですなぁ。でも確か体育の日ってのは、東京オリンピックの開会式の日10月10日だったはずなんだけど、何時の頃からか、無理やり連休にするべく10月の第二月曜日にしてしまったようで、まあ連休にして何にどれだけの効果があったのかは知らないけど、日付の歴史的な意味がないがしろにされているのは、コジューローとしては頂けないと思うのですよ。‥って、コンサートとは全く関係ないことだけど、蒲田の駅から会場のアプリコまで、そんなこと考えながら歩いていました。時刻は19時少し前。まだコジューローの意識には夏の名残があって、この時刻が夜になっていることに、なんとなく淋しさを感じていました。‥秋なんだよな、芸術の季節か‥。
 アプリコに入り、小ホールが地下という事を知って、階段で降りて行きました。蒲田のアプリコホールには、前に何かで来たことがあると思っていたのですが、来てみると全く覚えがなくて、もしかすると初めて来たのかも知れません。(それとも超特急並みの物忘れで、跡形もなく忘れているのか‥)
 小ホール入口では、開場待ちのお客さんが列をなしていました。19時開場、19時15分開演。開演15分前の開場というのは、少々忙しい気もしますが、まあキャパ170の小ホールなので大丈夫なのでしょう。コジューローも列の最後尾に並びました。その後コジューローの後ろにも列ができて、程なくして列が動き始めました。開場になったようです。
 ホールに入ると、真ん中及び前列の席を中心に、席が埋まりつつありました。全席自由席です。コジューローは前後中央付近で右サイドの中央通路側の席を取りました。まあまあ良い席です。チケットは完売とのことでしたので、開演までの10分くらいで、空いている席も埋まるのでしょう。客席に、新堀ギターのOBの方の顔もちらほら見かけました。演奏者の吉川さんも左村くんも新堀ギターOG・OBですから、まあ当然のことですが、コジューローは誰に声をかけられるでもなく、またこちらからも声をかけることはしませんでした。‥う〜ん、何となく‥。

 開演時刻は過ぎています。どうしたかな?とちょっと思いましたが、5分から10分(まではいかなかったかな‥)押しで、コンサートが始まりました。

 では、プログラムを紹介します。

 デュオ
1.パバーヌOp.50 ・・・・・G.フォーレ
2.はげまし(第一喜遊曲)Op.34 ・・・・・F.ソル
 左村祐樹ソロ
3.ジョン・スミス卿のアルメイン ・・・・・J.ダウランド
4.モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲 ・・・・・F.ソル
5.最後のトレモロ ・・・・・A.バリオス
6.歌と踊り ・・・・・A.R.ピポー
 ・・・ 休憩 ・・・
 吉川久美子ソロ
7.さくら変奏曲 ・・・・・横尾幸弘/佐々木忠編
8.アルハンブラの思い出 ・・・・・F.ターレガ
9.悲しみのプレリュード ・・・・・M.D.プホール
10.アッシャーワルツ ・・・・・N.コシュキン
 デュオ
11.愛のロマンス ・・・・・井上勝仁編
12.歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番 ・・・・M.ファリャ

 そしてアンコールは、‥あれ?なんだったっけな?‥たしかあの時、ああこの曲なら忘れることもないだろうから控えておかなくてもいいや‥と思って、メモをしなかった‥と、いうことは思い出したんですが、曲は‥?? もうほんと、自分が信じられないコジューローです。
 禁じられた遊びは本プロに入っているし、二重奏の曲だよなぁ、それで最もポピュラーで、ギターを弾くものなら誰でも知っているような‥。ああそうだ、カルリのタンタンタカタカ‥。Op.34−2のロンド。うん、そうだよな、これだったと思う。まだ半信半疑のコジューローですが、ここはF.カルリ作曲のデュオOp.34−2のロンドとしておきます。(もし違っていたら、ご指摘ください‥汗)
【アンコールは、「カバティーナ」でした。早速、左村くんよりコメントでご指摘頂きました。ありがとうございます。】

 オープニングは二重奏から始まりました。
 1曲目フォーレの「パバーヌ」、そして2曲目がソルの「はげまし」でした。「はげまし」は「アンクラージュマン」という題名の方が一般に良く知られていると思います。コジューローも演奏会で2回弾いたことがあります。1回目は当時コジューローの担当教授だったT先生と、2回目は、N校2部OBのSさんとです。どちらもコジューローは2ndを弾きましたが、いろんな思い出があります。隅々まで知っている曲ですが、楽しく聴かせて頂きました。
 3曲目からの4曲は、左村くんのソロです。魔笛はやっぱりイイですね。ギター弾きが魔笛と言うと、それはモーツァルトの原曲の魔笛ではなく、このソルの曲を指すのか当たり前になっているほどの名曲です。バリオスも良かったですが、コジューローのお気に入りは、4曲目の「歌と踊り」です。コジューローがこの曲を初めて聴いたのは、高校生のころでした。ギターの通信講座の中で、プレゼント曲としてレコード盤に録音されていました。たしか弾いていたのは小原聖子さんだったと思います。その時からずっと好きな曲です。エキゾチックな感じのする、なんかワクワクする曲ですね。当時コジューローも弾こうとしたのですが、あまりに難しく、投げ出したままになっています。家のどこかに楽譜があると思うのですが‥。左村くんの演奏も、コジューローの持つこの曲のイメージとほぼ同じで、楽しく聴けました。
 休憩が入って、後半は吉川さんのソロで始まりました。
 1曲目の「さくら変奏曲」。この曲は実はコジューローも持ち曲にしているのですが、コジューローは作曲者の横尾幸弘さんの楽譜のままで弾いていますが、吉川さんの演奏は佐々木忠編となっています。大きく違うのはテーマで、ここは全く違う編曲という感じです。その他の部分は横尾さんの楽譜とあまり変わらないように思いますが、曲想のつけかたは、コジューローの弾く「さくら」とほとんど真逆のように思いました。やはり自分が弾いている曲想の先入観があるので、かなり違和感を感じましたが、、全く別の曲と思えば、それはそれで良しと出来るのかも知れません。演奏は非常に丁寧で良い演奏でした。
 2曲目「アルハンブラの思い出」。この曲をこういう場で弾くのは非常に勇気が必要、勇気があると思います。トレモロは大変美しく、あの難しいスラーは、ちょっとという感じもしましたが、でも無難にこなしていました。ただ一点、コジューローにとっては受け入れられない事がありました。それはテンポです。速すぎる。速すぎてトレモロが水の流れる音に聞こえないのです。以前のコジューローなら、この演奏で大拍手です。でも4年前、実際にアルハンブラ宮殿に行って、この曲のトレモロが、水の流れる音なんだと感じました。アルハンブラ宮殿ではどこに居ても、水の音が聞こえました。そしてその音がターレガの「アルハンブラの思い出」のトレモロとぴったりリンクしているのに気づきました。凄い感動でした。以来、あのトレモロはアルハンブラ宮殿を流れる水の音に聞こえなければならないと思うようになりました。コジューローはテンポを少し落とした方が、水の音のイメージに近づけると感じています。しかし、速いテンポでも、あのアルハンブラの水音を表現できるという、トレモロの名手が世の中にいるということも知っています。勝手なことを書きましたが、今後も期待します。
 4曲ずつのソロが終って、ラスト2曲はまた二重奏でした。
 「愛のロマンス」禁じられた遊びのテーマですが、この二重奏は非常に良かった。ソロでもサラバンドを入れて演奏することがよくありますが、この二重奏の編曲は感動しました。もちろん演奏が良かったからですよね。非常に丁寧な演奏。やはり基本はこういう弾き方をするべきなんだろうなと感じました。でも、丁寧に演奏しようと思ってもなかなかできないのが、我ら凡夫の悲しい所で、それが出来るのがやっぱりプロなんだろうと思います。ふと思い出したけれども、フィギャァスケートの一流選手は非常に優雅に演技をするけれども、優雅に見せるためにはなみなみならぬ努力があったはずであり、上級テニスプレーヤーが気持ちよさそうにラリーを続けるのを見て易しそうに見えるけど、実はそれは大変高度な技術で、たゆまぬ訓練の結果身につけた無駄のない動きによって、見た目簡単そうに見せているのだということ。‥う〜んやっぱり努力しなけりゃ身に着かないものなんだと、あらためて感じました。
 ラストはスペイン舞曲。この曲「つばさ」のOさんがコジューローとデュオをやるならということで、何年か前に楽譜をくれたけど、やっぱり難しくて、なかなか手がつきません。でもこの日、吉川さんと左村くんにあっさり弾かれてしまいました。流石プロです。結構イイ演奏でした。‥やや悔しいので、やっぱりこの曲Oさんとチャレンジしてみようかなと思うのですが、‥できるかなぁ‥(汗)。

 ということで、本プロが終了しました。アンコール1曲(カルリのロンドだったと思うんですが‥)で終演です。【だから、アンコールは「カヴァティーナ」だっちゅうに‥どうもすみません。】
 吉川さん、左村くん、お疲れ様でした。二人のトーク、MCもなかなか面白かったし、結構楽しませてもらいました。コジューロー自身、結構刺激を受けましたし、こういうコンサートも時々は来てみるもんだなと思いました。今回行って良かったと思います。

では、これにて。




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この記事へのコメント

1. Posted by さむら   2012年10月16日 01:37
コジューロー様

コンサートいらしていただきありがとうございました!細かく書いていただき恐縮です!

アンコールは『カヴァティーナ』です(^O^)

緊張はしましたが、以前よりもリラックスして演奏出来ました。色々ありますけれど。

ご挨拶も出来ずに大変失礼いたしました。
また懲りずに機会があれば是非ご来場頂けたら幸いです。

岡山の30周年はいかれるのでしょうか?
いつも活動的で頑張っていらっしゃるお姿頭が下がります!
健康に気をつけてこれからも頑張ってくださいませ。

さむらより
2. Posted by コジューロー   2012年10月16日 11:30
>さむら様
演奏会お疲れ様でした。
早速のコメントありがとうございます。
うわ!もうコメントが来ているっと驚いたのですが、考えてみればmixiでつながっているから、すぐバレちゃうんですよね(笑)。自分勝手に好き勝手に思う所を書かせて頂きました。

そうそう、アンコール「カヴァティーナ」でした。カルリだったかなと一度思ったらすっかりその気になってしまって、人間の心理ってのは恐ろしいものですね(‥と言うか、コジューローの思い込みが恐ろしい‥)。大変失礼しました。早速本文中にも訂正文を入れておきます。

コンサート良かったですよ。楽しませて頂きました。そしてビシバシ刺激も受けました。
これからも頑張って下さい。応援しています。

PS.
岡山30周年は、今の所コジューローは予定していません。岡山関連で言えば、再来年4回目のスペイン公演のオファーが来ていることは聞きました。コジューローが参加するか(出来るか)どうかは、まだ分かりません。

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